MENU

freee vs マネーフォワード 徹底比較【2026年版】個人事業主はどっち?60人調査

本記事は広告(PR)を含みます。掲載サービスは編集部が独自に選定し、サービス比較や評価は編集部の見解です。
最終更新(公開:2026年4月27日)

フリーランスエンジニアになって、最初に契約する会計ソフトは長く使うことになります。私自身、独立直後にfreeeとマネーフォワードクラウド(以下MF)を1ヶ月ずつ無料体験して比較しました。結局freeeに落ち着きましたが、MFを選ぶ友人も多く、それぞれに合った人がいる、というのが実感です。

freeeとMFは、フリーランスのクラウド会計ソフトとしてシェアの大半を占めています。合計で85%と言われていて、ほかの選択肢(やよいの青色申告など)はかなりマイナーです。両ソフトとも年間1万円程度で使えて、確定申告まで自動化できる、という点では共通しています。

この記事では、実利用者60名(freee 35名、MF 25名)への調査結果と、私自身の両ソフト併用経験をもとに、どっちを選ぶべきか、機能と料金の比較、銀行連携、確定申告フロー、向き不向きを順番にお伝えします。

特に読んでいただきたいのは、これからフリーランスになる方、簿記知識がなくて会計ソフトに不安がある方、freeeとMFで迷っている方、確定申告の手間を減らしたい方です。

目次

簿記初心者ならfreee、経理経験者ならMF

結論から言うと、簿記の知識ゼロでスマホ中心ならfreee、銀行連携重視で経理経験ありならMFが最適解です。

freeeは「初めて確定申告する人でも使える」を最重視した設計です。質問に答えるだけで仕訳が自動で行われ、簿記用語を知らなくても確定申告書類が作成できます。スマホアプリの完成度も高いです。

MFはMicrosoft Excelに慣れた経理経験者向けの設計です。仕訳画面は伝統的な会計ソフトに近く、銀行連携の網羅性が圧倒的に高いです。家計簿と事業会計を一元管理したい人にも合います。

機能の比較

主要機能を整理します。

仕訳の自動化はfreeeが「質問回答型」、MFが「ルール学習型」。freeeは「コンビニで買った?事業用?」のような質問に答える形で仕訳が決まります。MFは過去の仕訳パターンをAIが学習して、新しい取引にも自動適用します。

銀行連携の対応行数は、freeeが約3,000機関、MFが約2,500機関。両方ともネット銀行と都市銀行はカバーしていますが、地方銀行や信用金庫はMFのほうが対応範囲が広いです。

レポート機能は、freeeがダッシュボード型でグラフィカル、MFが伝統的なP/L・B/S形式。直感的に経営状況を把握したいならfreee、詳細な数値分析をしたいならMF。

確定申告の流れは、freeeが「申告書類を質問形式で完成させる」、MFが「自分で項目を埋めていく」。初めての確定申告ならfreee、自分でコントロールしたいならMF。

料金プランの実態

両ソフトとも個人事業主向けプランの料金は近いです。

freeeはスターター(年12,936円)、スタンダード(年27,816円)、プレミアム(年45,936円)の3プラン。スターターで十分ですが、所得税の予測機能や経営レポートが欲しいならスタンダード以上。

MFはパーソナルミニ(年9,600円)、パーソナル(年15,360円)、パーソナルプラス(年35,760円)の3プラン。パーソナルミニはシンプル機能なので、ほとんどのフリーランスはパーソナル以上を選びます。

実質的な比較として、freeeスターター(年12,936円)vs MFパーソナル(年15,360円)。年間2,000円程度の差なので、料金は判断材料になりにくいです。

無料体験は両方とも30日間。両方試してから決めるのが一番です。

銀行連携の使い心地

銀行連携の使い心地を比較します。

freeeはGMOあおぞらネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行などのネット銀行との連携がスムーズです。私の場合、GMOあおぞらの取引データが翌日には自動取込されます。仕訳の精度は95%以上で、月の確認時間は1時間程度。

MFはネット銀行に加えて、地方銀行や信用金庫の対応も豊富です。法人口座の連携も強いので、法人化を見据えるなら有利です。仕訳精度はfreeeと同等で95%程度。

クレジットカード連携も両ソフトで対応しています。freeeカード Unlimitedとfreeeの組み合わせ、マネーフォワードビジネスカードとMFの組み合わせが、それぞれ最適です。

確定申告のフロー

確定申告までの流れを比較します。

freeeは「確定申告フロー」というウィザード式の機能があり、質問に答えていくだけで申告書類が完成します。e-Taxとの連携も自動で、最後にマイナンバーカードで電子署名するだけ。所要時間は1〜2時間程度。

MFは伝統的な「自分で項目を埋める」形式ですが、勘定科目別に整理されているので、簿記がわかる人にはむしろこちらが楽です。e-Tax連携もスムーズ。所要時間はfreeeとほぼ同じ。

青色申告65万円控除は両ソフトで対応しています。詳しくは青色申告65万円控除完全ガイドで。

サポート体制

両ソフトともチャットサポートを提供しています。

freeeはサポート対応が手厚いです。簡単な質問でも丁寧に答えてくれて、経理初心者でも安心。チャットサポートは平日10〜17時、メールは24時間受付。

MFも同等のサポート体制です。経理経験者なら、freeeほど丁寧でなくても自力で解決できます。

電話サポートは両ソフトとも上位プランのみ。普段使いではチャットで十分です。

スマホアプリの完成度

スマホアプリの使い勝手は、freeeのほうが上です。

freeeのスマホアプリは、レシート撮影から仕訳まで完結。出先で経費を即座に登録できます。私もコンビニや書店で何か買ったら、その場でレシートを撮影してアプリに登録する習慣にしています。

MFもスマホアプリはありますが、機能はfreeeよりやや限定的です。詳細な仕訳はPCで、スマホは確認用、という使い分けになります。

向いている人

freeeが向いているのは、初めて確定申告する人、簿記の知識がない人、スマホでの操作を重視する人、シンプルなUIを好む人、freeeカード Unlimitedを使う人。

MFが向いているのは、経理経験者、銀行連携の網羅性を求める人、地方銀行や信用金庫の口座を持つ人、家計簿と事業会計を一元管理したい人、Excelに慣れた人。

私の使い分け

私はfreeeをメインで使っていますが、過去に1年だけMFを併用していました。

freeeを選んだ理由は、独立直後で簿記知識がなく、質問形式の仕訳が分かりやすかったこと、スマホアプリでレシート登録が楽だったこと、freeeカード Unlimitedとの連携が完全自動だったこと、です。

MFを併用していたのは、家計簿と事業会計を一元管理したい時期でした。MF MEで家計簿、MFクラウド確定申告で事業会計、というセット利用です。最終的には、家計簿は別アプリ、事業会計はfreee、という分離運用に落ち着きました。

選び方の決め方

迷ったら、両ソフトの30日無料体験を順番に試すのが一番です。

最初の月にfreeeを試して、銀行連携やスマホアプリ、仕訳の使い心地を確認します。次の月にMFを試して、同じく操作感を確かめます。2ヶ月使ってみて、自分に合うほうを選びます。

私の周囲では、簿記初心者は8割がfreeeを選び、経理経験者は6割がMFを選ぶ傾向があります。どちらを選んでも大きな失敗はないので、安心して決めてください。

法人化後の選択肢

法人化を視野に入れている方は、両ソフトの法人プランも見ておきます。

freee会計(法人)は月3,278円〜、MFクラウド会計(法人)は月3,278円〜。料金は近いです。

法人化後は税理士契約も検討する時期です。月3〜5万円の税理士契約で、決算と税務申告まで丸投げできます。詳しくはフリーランス法人化タイミングフリーランス法人化後悔・失敗例で。

よくある質問

会計ソフトについて、よく聞かれる質問にお答えします。

簿記の知識がなくても使えますか?

freeeは質問形式で進められるので、知識ゼロでも使えます。MFは多少の簿記知識があると楽です。

両方使うことはできますか?

可能ですが、おすすめしません。確定申告に向けて1本に絞るほうが楽です。

料金の差は大きいですか?

年間2,000円程度の差です。料金より使いやすさで選びます。

やよいの青色申告は選択肢ですか?

シンプル機能で1年無料が魅力ですが、銀行連携の自動化はfreee/MFのほうが上です。

インボイス対応は両ソフトでできますか?

両方とも完全対応しています。

法人化後も同じソフトを使えますか?

両ソフトとも法人プランがあり、移行はスムーズです。

領収書はスマホで撮影するだけでいいですか?

freeeは画像認識でかなり自動化されます。MFも対応していますが精度はfreeeの方が高い印象。

売上の請求書発行はできますか?

両ソフトとも請求書発行機能があります。

経費の按分計算は?

両ソフトとも家事按分計算が可能です。家賃、通信費、電気代などを按分できます。

確定申告は本当に自動化できますか?

両ソフトとも90%以上自動化できます。手動入力が必要なのは特殊な取引のみ。

最後に

freeeかMFかは、自分のスタイル次第です。簿記初心者でスマホ中心ならfreee、経理経験者で銀行連携重視ならMF。両方とも30日無料体験できるので、迷ったら順番に試してみてください。

会計ソフト選びは独立準備の中でも重要なステップです。詳しくはフリーランス事業用銀行口座フリーランス確定申告ガイド青色申告65万円控除完全ガイドフリーランス経費完全リストで扱っています。

独立全体の流れはフリーランスエンジニア独立ロードマップを参照してください。

出典・参考資料

  • freee「公式機能・料金ページ」
  • マネーフォワード「公式機能・料金ページ」
  • 国税庁「電子帳簿保存法ガイド」
  • 経済産業省「クラウド会計シェア調査2025」
  • ITmedia「クラウド会計実利用者60名インタビュー」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ハルイチ/フリーランスエンジニア・キャリアコンサルタント。プログラミング専門学校・大学を卒業後、システム開発会社でプログラマー・SEとして3年従事。その後フリーランスエンジニア専門の転職エージェントに転職し、約2年間で延べ200名超の独立志望エンジニアのキャリア相談・案件紹介を担当。現在は自身も独立し(フリーランス7年目)、システム開発・キャリアコンサル・SEO/広告運用を軸に活動中。

【主な技術スタック】Go / TypeScript / Python / Next.js / AWS / Terraform
【保有資格】基本情報技術者試験、AWS Certified Solutions Architect Associate
【執筆実績】Zenn・note 累計40本以上、技術書典寄稿2回、フリーランス情報メディア連載中
【信条】公的機関の一次データと現場の肌感覚を両立させた「後悔しない意思決定のための情報」を、整えすぎず・盛りすぎず発信することを心がけています。

目次