エンジニアの転職は、2026年時点でIT人材の求人倍率が5倍超の売り手市場で、年収100〜300万円アップが現実的に狙えます。私自身、過去に年収520万円から880万円(+360万円)の転職を実現しました。技術スタック、年収相場、企業選び、面接対策の4軸を押さえれば、好機を最大限活かせます。
経済産業省「IT人材需給に関する調査」によると、2026年のIT業界求人倍率は5倍超を維持。特に生成AI、クラウド、セキュリティ分野は10倍超で、未曾有の人材不足です。
この記事では、2026年の市場動向、年代別・職種別の年収相場、転職エージェント選び、ポートフォリオ・GitHub戦略、コーディングテスト対策、カジュアル面談からオファー承諾までを順番にお伝えします。
特に読んでいただきたいのは、年収UPを狙う経験3年以上のエンジニア、現職で停滞を感じている方、SIerからWeb系への転身を検討中の方、ハイクラス転職を狙う30代・40代の方です。
2026年エンジニア転職市場
経済産業省「IT人材需給に関する調査」によると、IT業界全体の求人倍率は5倍超。生成AI関連は10倍超、クラウド/SREは7倍超、セキュリティは8倍超と、特定領域では人材が圧倒的に不足しています。
平均年収は、Webエンジニア(経験5年)で650〜800万円、SRE(経験5年)で800〜1,000万円、機械学習エンジニア(経験5年)で900〜1,200万円。生成AI関連は最近1年で+100〜200万円ベースアップしています。
主要な求人元として、自社開発企業(メガベンチャー、SaaS、スタートアップ)、外資系(Google、AWS、Microsoft、Meta、Amazon等)、コンサルティングファーム、SIer、受託開発企業の5つがあります。
技術スタックの戦略
転職市場で評価される技術スタックを整理します。
高評価の技術は、Go、Rust、TypeScript+React/Vue、Python(Django/FastAPI)、AWS/GCP/Azure、Kubernetes、Terraform、PyTorch/TensorFlow、LangChain/LlamaIndex(生成AI)、SREツールチェーン(Datadog、Prometheus、Grafana)。
中位の技術は、Java(Spring Boot)、Ruby on Rails、PHP(Laravel)、Node.js、SQL Server。
レガシー扱いされやすいのは、COBOL、ASP.NET Web Forms、PHP(CodeIgniter等の古いフレームワーク)、Visual Basic、メインフレーム関連。
戦略は、現職の技術スタックを軸に「AI、SRE、セキュリティ」のいずれかを副業や個人開発で経験する形。これで転職時の技術スタックの幅と深さを両立できます。
年代別の戦略
年代別の転職戦略を整理します。
20代後半(経験3〜5年)は、年収UPと技術スタックの転換が両立できる年代。SIerからWeb系への転身、レガシーからモダンへの移行が現実的。年収+150〜250万円が標準。GitHubでアウトプットを準備して、Findyやレバテックキャリアでスカウトを待つ流れ。
30代前半(経験5〜10年)は、テックリードまたはマネジメント志向の分岐点。スペシャリスト路線(SRE、ML、セキュリティ)か、マネジメント路線(EM、PM、TPM)かを決める時期。年収+200〜400万円。
30代後半(経験10〜15年)は、最後の大きな年収UPを狙う年代。CTO、VPoE、VPoT、Principal Engineerといったハイクラスポジションが視野に。エージェントはビズリーチ、JACリクルートメント、リクルートエージェントを活用。
40代以降は、転職難度は上がるが、シニアスペシャリストやマネジメントなら依然として転職可能。技術+ドメイン経験+マネジメント経験の三拍子が揃うと、年収1,500〜2,000万円のオファーも現実的。
エージェント選び
エンジニア転職で使うべきエージェントを整理します。
レバテックキャリアは、エンジニア特化で求人数が圧倒的。Web系、SaaS、ベンチャーまで幅広く対応。20代〜30代の転職には必ず使うべき1社。
Findyは、GitHubのアクティビティ分析でスキル偏差値を出すスカウト型サービス。GitHubで継続的にアウトプットしている人は高偏差値が出て、企業からのスカウトが届きます。
ビズリーチは、年収600万円以上のハイクラス向け。30代後半以降は必須登録。
リクルートエージェントは、求人数が業界最大級。エンジニア以外の職種も豊富。
マイナビIT AGENTは、20代〜30代向けで丁寧な対応が評判。
3社並行登録が基本戦略です。レバテックキャリア、Findy、ビズリーチの3社で、求人の網羅性とスカウトの両方をカバーします。
詳しくはエンジニア転職エージェント比較、エンジニア転職ロードマップ完全版で扱っています。
GitHubとポートフォリオ
エンジニア転職で評価される最大の要素のひとつが、GitHubでのアウトプットです。
GitHubでアピールすべき内容は、業務外の個人プロジェクト(10〜30 stars程度のリポジトリが理想)、OSSへのコントリビュート(PR、Issue対応)、コードレビュー履歴、技術ブログのリンク、の4つです。
業務でクローズドリポジトリしか触っていない方も、業務外で小さなツールを作って公開するだけで評価が変わります。週末2時間×3ヶ月で、十分にアピール材料が作れます。
ポートフォリオサイトは、自分の経歴・実績・GitHubへのリンクをまとめた個人サイト。Next.jsやAstroで作ると技術力もアピールできて一石二鳥。
詳しくはエンジニアポートフォリオ作り方、エンジニア職務経歴書テンプレで扱っています。
コーディングテスト対策
エンジニア転職では、コーディングテストが必ずと言っていいほど課されます。
主要な形式は、HackerRank、CodeSignal、AtCoder Problems、LeetCode、Paiza、各社独自テストの6パターン。難易度は会社によって違いますが、Easy〜Mediumレベルが中心。
対策としては、LeetCodeのEasy 100問+Medium 50問を解き、配列、文字列、ハッシュ、二分探索、深さ優先探索、幅優先探索、動的計画法といった頻出アルゴリズムを身につけます。週末2〜3時間×2ヶ月で、ほぼ全社のコーディングテストを通過できるレベルになります。
技術面接では、システム設計(System Design)の質問も頻出。「URL短縮サービスを設計してください」「Twitter的なフィード機能を設計してください」といった問題に、図とコードで答えられるよう準備します。
カジュアル面談から内定まで
エンジニア転職の面接フローを整理します。
カジュアル面談(30分〜1時間)は、求人前の情報収集の場。会社の技術スタック、開発体制、文化を聞きます。ここで「合わない」と感じたら無理に応募しなくてOK。
書類選考(1〜2週間)は、職務経歴書とGitHubで評価されます。書類通過率は30〜50%が標準。
技術面接(1〜2回)は、技術スタックの選定理由、過去プロジェクトの設計判断、苦労したことと解決方法、新技術へのキャッチアップ方法、などが頻出。
行動面接(ビヘイビア面接)は、STAR法(Situation→Task→Action→Result)で自分の経験を整理しておきます。
カルチャーフィット面接は、会社のミッション、バリュー、プロダクトを事前にリサーチ。「なぜ当社なのか」に自分の言葉で答えられるように。
最終面接は、CTO、VPoE、CEOといった経営層との面談。事業ビジョンや組織文化の話が中心。
オファー面談で年収や条件の最終調整をして、内定承諾、退職、入社という流れ。
詳しくはエンジニア面接質問100選、エンジニア年収交渉完全ガイドで扱っています。
SIerからWeb系への転身
SIerからWeb系への転身は、エンジニア転職の鉄板パターンです。
成功のポイントは、現職でモダン技術に触れる機会を作る(社内勉強会、新規プロジェクトへの志願)、業務外でモダン技術スタックを学習(Go、TypeScript、AWS、Kubernetes)、GitHubで個人プロジェクトを公開、Web系企業のカジュアル面談を10社受ける、技術書執筆者やOSSコントリビューターと交流、というあたり。
年収は一旦下がる可能性ありですが、3〜5年で逆転します。SIerの平均年収500万円から、Web系のジュニアレベル550万円→ミドル800万円→シニア1,200万円という上昇カーブが現実的。
退職手続き
オファーを受諾したら、現職の退職手続きに入ります。
退職意思の伝達は、就業規則の規定(多くは1〜2ヶ月前)に従って、直属の上司に口頭→退職届の順で。1ヶ月前に伝えるのが王道。
引き継ぎ資料の作成、後任への引継ぎ、業務の整理を1〜2ヶ月かけて完了。最終出社日には、有給休暇を消化しているケースが多いです。
退職に関する手続きは、健康保険の切り替え(任意継続 or 国民健康保険)、年金の切り替え、住民税の納付、源泉徴収票の受け取り、退職証明書の発行依頼、などがあります。
詳しくは会社員退職手続き完全ガイド、有給休暇全消化ガイドで扱っています。
よくある質問
エンジニア転職について、よく聞かれる質問にお答えします。
転職活動の期間は?
平均3〜6ヶ月。書類選考1〜2週間、面接2〜4週間、内定後の交渉と入社までの調整1〜2ヶ月。
未経験でも転職できる?
可能ですが、年齢や学習量で難易度が変わります。20代前半でプログラミングスクール卒業+ポートフォリオあり、なら未経験OK求人が見つかります。
SIerからWeb系への転身は?
経験3年以上+GitHub+モダン技術の独学があれば現実的に狙えます。
フリーランスからの転職は?
可能です。フリーランス経験は技術力とプロジェクト経験として評価されるので、むしろプラスに働くことが多い。
英語は必要?
外資系やグローバル企業は必須。日系大手・スタートアップは英語ドキュメントを読める程度でOK。
リモートワーク前提で転職できる?
可能です。フルリモート求人は2026年時点で全求人の30〜40%程度。
ストックオプション/RSUの扱いは?
スタートアップではストックオプション、外資系・上場企業ではRSUが主流。年収提示の一部として交渉します。
40代でも転職できる?
可能です。スペシャリスト、テックリード、マネージャー職なら需要あり。
コーディングテストが苦手だが?
LeetCode Easy 100問を反復練習。3ヶ月で大半の企業の対策ができます。
年収交渉でやってはいけないことは?
最初の面接で年収だけを話す、根拠のない金額を提示する、嘘の他社オファーを使う、現職の年収を実際より高く偽る、などはNG。
最後に
エンジニア転職は、2026年時点で構造的な売り手市場が続いています。技術スタック、GitHub、コーディングテスト、年収交渉の4軸を正しく組み立てれば、+200〜400万円の年収UPが現実的に狙えます。
迷ったら、まずレバテックキャリアとFindyとビズリーチに無料登録して、エージェント面談を受けてみてください。市場価値や転職可能性が見えてくると、次のアクションが明確になります。
詳しくはエンジニア転職ロードマップ完全版、エンジニア年収交渉完全ガイド、職務経歴書テンプレ、面接質問100選を参照してください。
エージェント比較はエンジニア転職エージェント比較、独立を考えるならフリーランスエンジニア独立ロードマップで扱っています。

